【助産師執筆】妊婦さんの身体活動(運動)は、強度・時間・頻度が大事!

 「妊婦さんは安静にしていなければいけない。」このように考えておられる方は少なくありません。しかし、妊婦さんができる活動の正しいやり方を理解し、その方法で活動することで、妊婦さんにとって多くのメリットがあることが報告されています。ここでは、妊婦さんの身体活動について詳しくご説明していきます。

 まず、身体活動とは、「安静にしている状態よりも多くのエネルギーを消費するすべての動作」のことを言います。すなわち、スポーツや筋力トレーニングなどだけではなく、仕事や家事、育児、通勤なども含まれます。日頃、あまり運動していないなと感じている方も、仕事や家事などで、知らず知らずのうちに身体を動かしている方は多いのではないでしょうか。

 WHOでは、禁忌のないすべての妊娠中および産後の女性に、1週間を通して、少なくとも150分の中強度の有酸素性の身体活動を行うことを推奨しています。病院で活動を制限されていない女性が、身体活動を継続して行うことで、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、うつ病などのリスク減少といった高い健康効果が期待できるとされています。

 そこで、中強度の活動とはどのような活動かというと、主観的なきつさを10段階であらわし、1が安静、10が限界とすると、5〜6で、ややきついと感じる程度と言われています。

 このような活動を、まとめて1日で行うのではなく、毎日少しずつ継続して行うことが大切となります。

〈まとめ〉

・禁忌のないすべての妊娠中および産後の女性は、1週間を通して150分の中強度の有酸素性の身体活動を行うことが推奨されています。

・身体活動はまとめて行うのではなく、毎日継続して行うことが大切です。

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