【助産師執筆】Mets(メッツ)ってなに?

 皆さん、「Mets(メッツ)」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか。身体を動かすことが注目され、何となく聞いたことがあるかもしれないという方もおられるのでないでしょうか。ここでは、身体を動かす際に、どのくらいの活動をどのくらいの程度行えばよいのかの指標となる「Mets」についてご説明していきたいと思います。

 まず、「Mets」とは、身体活動の強さを、安静時の何倍に相当するかで表す単位で、座って安静にしている状態が1メッツ、普通歩行が3メッツに相当すると定義されています。

 身体活動とは、運動だけではなく、日常生活における家事や育児、労働なども含まれます。そのため、普段運動がなかなかできていないと感じている方も、生活の中で、自然に身体を動かすことができていることが多いのです。

 例えば、窓掃除は3.2Mets、ラジオ体操は4Mets、雪かきは6Metsとされています。

 WHOでは、「妊婦さんは1週間を通して、少なくとも150分の中強度の有酸素性の身体活動を行うことで、健康効果が期待できる。」と提言しています。中強度の活動は、3Mets以上とされており、自身の生活スタイルに合った方法で中強度の活動を継続することが望まれます。

〈まとめ〉

・Metsは、どのくらいの活動をどの程度行えばよいかの指標となります。

・WHOは、「妊婦さんは1週間を通して、少なくとも150分の中強度の有酸素性の身体活動を行うことで、健康効果が期待できる。」と提言しており、自身の生活スタイルに合った方法を選択し、3Mets以上の中強度の活動を継続することが望まれます。

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〈参考文献〉

(独)国立健康・栄養研究所.改訂版『身体活動のメッツ(METs)表』(2012).